こんにちは!
カベヤです。
今日は、
変形性膝関節症に対する個人的な意見
です。
注射打ったり薬飲んだりサポーターして治そうと思ってる人はぜひ読んでみてください。
変形性膝関節症の人って、多いですよね。
今まで、本当に多く見させてもらってます。
どんだけ多いんだろうと疑問に思ったので、ちょっと調べてみました。
http://www.kansetsu-itai.com/about/knee/artificial/data/spe004.php
↑このサイトによると
40歳以上の変形性膝関節症患者は2530万人以上と推測されます。(男性860万人・女性1670万人)
とのことです。
40歳以上の人口はだいたい7100万人くらいなので、なんと40歳超えれば3人に1人くらいは膝が変形してるんですね!
なんと。そんなに多かったんですね。。。
ある日急に膝が痛くなる
みなさんこうおっしゃいます。
「昔は膝なんて痛くなかったのに。。。」
そんなの当り前です。
骨の変形というのは急には起こりません。
歩き方や、体重のかけ方や運動不足による筋力の低下など今までの生活の積み重ねで変形が起こります。
ただ、痛みが出たのが急だったもんだから急に変形したと思ってしまうんでしょうね。
痛みに波がある
「前はあんなに痛かったのに最近痛くないな」
「最近痛くなくなったけど治ったのかな」
なんて人、危険です。
関節は、変形していく最中はすごく痛いですが、変形が終わると痛みはなくなります。
なので、今はおさまったという人も「第一段階が終わっただけ」に過ぎないんです。
変形を食い止めなければほぼ永遠に繰り返していきます。
膝の内側が痛い人が多い
変形性膝関節症で一番多く見かけるのが、ひざの内側の痛みです。
О脚変形していくタイプですね。
この原因は、
●太ももの筋肉(特に内側)が弱くなってきてること
●歩いてる時とか立ってる時とか座ってる時にお尻~足の外側の筋肉使いすぎ
の2つです。
あとは女性では産後の骨盤の開きが放置された場合なんかも原因になったりします。
病院に行くと
「あー、ふとももの筋力が低下してるねー。筋トレしてください」
とかはよく言われるかと思います。
でも、意外と外側の筋肉を使いすぎていることは言われません。
「お尻の筋肉かたいですねー、ほぐしてください」
なんて言われませんよね?
実は痛みに関してはこっちのほうが大事なんです。
お尻の筋肉を押してみてください。
カチカチではありませんか?
実は当院にいらっしゃる変形性膝関節症の一番の原因が、お尻の筋肉の固さなのです。
お尻~足の、外側の筋肉を使いすぎているんですね。
他にも原因となるところは人によって様々ですが、とりあえずここは一番最初に見るべきポイントです。
当院でもお尻の筋肉をほぐして良くなっていくケースがほとんどです。
筋トレは意味ない!?
太ももの筋肉を鍛えるために、
●クッションを膝の裏でつぶしたり
●椅子に座って膝を伸ばすトレーニング
を指導されることが多いと思います。
でもこれって、痛みの治療ではないですよね。
再発防止です。
痛みに関してはあんまり意味ないんです。
だって、筋力ってすぐにはつかないじゃないですか。
痛いのは今なのに。
痛くて病院行ってんのに。
だから、
①まずは痛みをとる
②痛みが取れたら再発を防止するために筋トレする
という順番が理想です。
痛い時にトレーニングなんてしてられないですから。
ヒアルロン酸注射は意味ある?
これはほとんど、意味ないと思ってます。
僕は以前整形外科に勤めていたので、注射を打つのを間近で見ていました。
体の表面に打つのではなく、関節内注射と言って関節を包む袋みたいなところの中に直接打ちます。
太めの針なので痛いです。
みなさん痛そうにしてました。
針を抜くと、たまにどろっと血が出てきたりします。
僕は絶対にしたくないです。(笑)
では、効果は?
ヒアルロン酸を関節内に打ち込んでも、一瞬は滑りが良くなるので痛みが緩和されるかもしれません。
しかしヒアルロン酸は関節から身体に吸収されて出て行ってしまうので、ずっと関節内にあるということはありません。
なので一瞬の処置です。
治療というには不十分だと思います。
しかも、もしその痛みの原因がお尻の筋肉の固さだったとしたら?
根本的な解決にはなりません。
痛いうえにあまり意味のない注射を続けるのはお勧めしません。
サプリメントなんて無駄遣い
膝の痛みを和らげるサプリメントってありますよね。
よく聞くのはサメの軟骨成分とか、グルコサミンとかでしょうか。
あれはお金の無駄遣いなので気を付けてください。
飲まないよりはいいのかもしれませんが、期待するような効果は得られません。
口から飲んで都合よく膝にだけその成分が吸収されるとは思えません。
ヒアルロン酸を直接関節の中に注射しても効果が出ないのに。
サプリメントの会社は宣伝が上手なんですね。
ついつい買いたくなるようなこと言いますもんね。
売れているのとよく効くのは必ずしも比例しないんです。
手術になる前にできること
変形性膝関節症は、ひどくなれば手術もあり得ます。
歩けないというのは人間にとってかなりの不都合ですから。
じゃあその前にできることはなにか?
- 筋肉(お尻など)を柔らかくして痛みをとる
- 痛みが取れたらふとももの筋力をつける
- 歩き方を治して再発しないようにする
これがベストな治療法だと思います。
誰でも、魔法のような治療法を期待してしまうものですが、ほとんどの方は原因は今までの生活にあります。
なので自然と、治療法も地道なものになります。
ですがいつまでも対症療法でイタチごっこしてるよりははるかにいいんじゃないかなと僕は思っています。
あなたにはぜひ、膝の痛くない快適な生活を手にれて欲しいです(^^)
それでは今日はこのあたりで。
本日もお読みいただきありがとうございました。
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